1.コミュニケーションの基礎


コミュニケーションは「話すこと」より「聴くこと」が大切です

コミュニケーションというと「うまく話すこと」に意識が向きがちです。
ですが、本当に大切なのは「相手の話を聴くこと」です。

普段からこう思ってしまっていませんか?

  • 自分からどんどん話さないといけない
  • 話題を常に探して提供しないといけない
  • 面白いことを言って場を盛り上げないといけない
  • インパクトのあることを言って相手の興味を引かないといけない
  • 自分のすごさをアピールしないといけない

「自分があれもこれもしないと」と思う必要はありません。
「もっと話さないと」と焦ることもありません。

会話が得意でなくても「聴くこと」を意識すれば、良いコミュニケーションは取れます。

聴くことを意識するだけで人間関係は変わる

うまく話すことよりも、次のような姿勢が大切です

  • 話題を振って相手に話してもらう
  • 会話の主役を相手にする
  • 相手を理解することを意識する

このようなコミュニケーションを意識することで、自然と良好な人間関係を築くことができます。


話を「聴く」ためのポイント

では、具体的に「どう聴くか」を見ていきましょう。

1. 相手が興味のあることを話してもらう

  • 趣味や休日の過ごし方などの日常の話でも普段の仕事の話でOK
  • 職場では仕事の話の方が会話が広がりやすいこともあります

2. 相手の仕事について教えてもらう

  • 自分が詳しくなくても構いません
  • 分からないことは素直に質問しましょう
  • 相手がどんなことを意識して仕事をしているのか、興味を持って聴きましょう

3. 相手を主役にする

  • 自分の意見を無理に言わなくてもOK
  • まずは相手にしっかり話してもらうことが大切
  • 相手の話を理解しようという姿勢が信頼につながります
  • 相手の話を広げるような返しをすると、会話が自然に盛り上がります

コミュニケーションが苦手なのは「向いていないから」ではありません

人間関係や会話に苦手意識がある方も多いと思います。
でも、それはコミュニケーションの基礎を知らなかっただけです。

この記事で紹介したポイントを少し意識するだけで、
これまでよりスムーズで信頼感のあるコミュニケーションが取れるようになります。

「話すこと」より「聴くこと」に重きを置いた関わり方を身につけて、
より良い人間関係を築いていきましょう。

>>個人のコミュニケーション改善 2.職場での会話の際に意識すること