■自己肯定感が低いと

■自己肯定感が低いと

問題の多くは自己肯定感が低いせいで起こっている

自己肯定感とは
「どれだけ自分という存在を認めOKしているか」ということです。
このことが人間の行動に無意識に大きな影響を与えています。

自己肯定感が行動に大きな影響を与えている

自己肯定感が行動に大きな影響を与えている
と聞いてもピンとこない人は多いのではないかと思います。
もちろん自己肯定感によって事実が変わるわけではありません。
しかし、自己肯定感が低いと事実を誤って認識してしまいます。
その次のアクションは誤認識してしまった事実をもとに決められます。
誤認識から決められたアクションは成功する可能性は高くないでしょう。
結果的に自己肯定感が行動に大きな影響を与えるのです。

自己肯定感を上げることが最優先

自己肯定感に大きく影響を与えるのは人間関係です。
職場の人間関係が悪いと、
職場全員の自己肯定感が低くなってしまいます。
このような職場ではどうしても事実の誤認識が起こってしまうので
問題解決のアクションを起こしても成功しません。
このような状況を改善するためには
まずは自己肯定感の向上に取り組む必要があります。
何をやっても問題が解決せず成果が上がらない職場では
職場の人間関係を改善して
メンバーの自己肯定感を上げることを最優先としましょう。

自己肯定感が低いことで起こる誤認識

自己肯定感が低いことで起こる誤認識について
具体的に紹介していきます。

認識にフィルターをかけてしまう

仕事をする上で全てのことが完璧に進むことはありません。
仕事を通じて職場のメンバーの役に立てることもあれば
迷惑をかけてしまうこともあります。
しかし、自分の自己肯定感が低いと
迷惑をかけてしまってばかりだと感じてしまいます。
自己肯定感が低いことで自分で認識にフィルターをかけてしまい
「役に立てた」という事実が見えなくなってしまうのです。

ポジティブ過ぎるのも誤認識

自己肯定感が高いことと
ポジティブで自信にあふれていることは違います。
ポジティブで自信にあふれている場合には
認識のフィルターのせいで
失敗する可能性が見えなくなってしまうことがあります。
もちろんこれも事実の誤認識なので行動に悪影響を及ぼします。
ポジティブで自信にあふれている状態というのは
自己肯定感は高いように見えますが
実は自己肯定感が低く、「失敗できない」「人に悪く思われたくない」
という気持ちの裏返しである場合が多いです。
自己肯定感が高ければ、成功も失敗も許容できるので
フィルターをかけることなく事実を正しく認識できます。

誤認識をしないために意識すること

自己肯定感の低さによる事実の誤認識を防ぐため、
自己肯定感を上げていくために意識すべきことを紹介します。

自分が感じている以上に職場の役に立てている

自己肯定感が低いとどうしても
自分が職場に迷惑をかけてしまったことばかりを意識してしまいます。
しかし、迷惑をかけてしまうこともあれば役に立てることもある
というのが事実です。
役に立てたことにも目を向け、
具体的にどんなことで役に立てているかを挙げてみましょう。
実際は迷惑かけてばかりではなく、
自分のイメージよりも役に立てていることが多いはずです。
このようにして具体的に挙げることで
認識のフィルターを外していきましょう。

当たり前のことでも役に立てている

「役に立つ」というと「期待以上のすごい成果を挙げること」
をイメージしてしまいがちですが、そうではありません。
会社から自分に普通に与えられた役割や
いつも当然のようにやっている簡単な仕事が
職場の役に立っているのです。
簡単に見えるその仕事は、会社運営には不可欠な仕事ですし、
いつも当たり前のようにやっている仕事でも
それがなければ誰か他の人の手間が大きく増えてしまいます。
見方を変えると、会社運営にとって必要な仕事だから
誰かの日常業務として割り振られているのです。
自分で仕事のハードルを勝手に上げてしまっているのです。
自分が普段あたり前にやっている仕事が職場のここに役立っている
ということを具体的に意識するようにしましょう。

無理なポジティブは必要ない

自己肯定感を上げるために無理に自信を持つ必要はありません。
無理なポジティブは、失敗の可能性にフィルターをかけて
事実の誤認識につながってしまいます。
目の前の事実をポジティブな要素もあり、ネガティブは要素もある
それをもとにどうするか考えて行動することが仕事であり
1人で決めつけて行動するのではなく
チームで判断して行動するのが職場の役割です。
1人で無理にポジティブになる必要はありません。
客観的にポジティブな要素とネガティブな要素を認識するよう心がけましょう。
そうするくせをつけると自己肯定感は上がっていきます。

職場の人間関係を良くする

職場の人間関係はメンバーの自己肯定感に大きく影響します。
そのため、自己肯定感を上げるため
職場で誤認識を防いで正しいアクションを行うためには
そのベースとなる職場の人間関係を改善する必要があります。
逆に職場の人間関係が悪いまま自己肯定感を上げようとしても
すぐに元にもどってしまい、効果がありません。
あせらず、ベースとなる職場の人間関係の改善から取り組むようにしましょう。

まとめ

自己肯定感が低いと事実を誤認識してしまいます。
自己肯定感が低いと認識にフィルターをかけてしまい
自分が職場に迷惑をかけてしまってばかりだと感じてしまうのです。
この誤認識は仕事に悪影響を与えてしまいます。
実際は迷惑をかけてしまうこともあれば
役に立っていることもあるはずです。
その事実を客観的に正しく認識できるように意識しましょう。


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